報告

【子ども支援】山下先生講演会「インクルーシブな保育を目指して」開催報告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

山下直樹先生(名古屋短期大学教授)による講演会「インクルーシブな保育を目指して~発達障がいを持つ外国ルーツの子どもの理解と支援~」を開催しました。
40名を超えるお申込みをいただき、インクルーシブな保育への関心の高さを実感しました。
山下先生のお話しや参加者の質疑応答から、現場で支援している方は日々試行錯誤しながら子どもたちだけでなくその保護者にも向き合っていらっしゃる様子が伝わってきました。
以下にご参加いただいた方の感想を一部抜粋にて掲載いたします。

◎統合保育とインクルーシブ保育の違いについて知ることができてよかった。

◎大事なところをゆっくりしっかり伝えてくださったので心に残る部分も多かったです。

◎インクルーシブ保育をする中で、保育者の知識や支援の力の大切さを感じました。

◎インクルーシブ保育と今の保育現場のギャップを感じることができた。自分の保育をインクルーシブ保育に近づけるにはどうしたらよいか考えることができた。

◎相手とコミュニケーションを取る姿勢、相手の目を見てほほ笑む、明るく挨拶する、「何でも言ってください」と折りに触れる。これらは外国の方と話すときだけじゃないとおっしゃっていたことがとても印象的でした。

◎親にとって最も自信があり、自由に話せる言葉で育てるのが一番良い、という考えはとても新鮮に感じたし、母語を大切にしながら日本語を覚えていけるようにできるといいなと思いました。

◎非常にわかりやすく、とても良かったです。インクルーシブ教育の歴史、外国籍な方の困り感、たいへん参考になりました。

◎とてもわかりやすくあっという間でした。インクルーシブ保育を日本でしっかり作っていくためには配置基準の問題は大きいと思います。まずここを変えなければできませんね。

9月からは山下先生による「発達障がいの子どものための支援者養成講座」を開催いたします。
現在、若干名の空きがあります。
この機会に子ども支援の理論を学び、アセスメントできる実践力を養いませんか。
以下、講座詳細です。

発達障がいの子どものための 支援者養成講座

■発達障がいを持つ子どもをどう観て、捉えるかの道筋を学 び、最終的に各自でアセスメントできる力を養成します。
■ 理論編では講義とワークで基本理論をおさえ、実践編では 事例検討を深く学びます。同日に2講座を開講するので同時受講が可能です。
■リピーターは実践編だけ参加することができ、重ねて学ぶ ことで幅広いケースに対応する力を養うことができます。

支援者のためのベーシック講座  理論編 土曜 13:00-14:30

9月9日「子どもの行動をどう観るか」
・支援者の心構えと視点/アセスメントとは何か
・「気になる」から始まる理解と支援
・子どもの行動の背景を理解する
10月7日 「感覚から子どもの困難を理解する①」
・感覚統合や感覚の困難について
・触覚と生命感覚
11月14日「感覚から子どもの困難を理解する②」
・アセスメントのための聴き方
・運動感覚と平衡感覚
12月12日 「子どもとどう関わるか」
・ほめ上手、伝え上手になるヒント
・言葉によるコミュニケーションの困難を支援するには

支援者のためのケーススタディ実践編 土曜 14:45-16:45

支援者が日々向き合っている事例を題材にグループでシェアし、ワークやスーパーバイズを通して新しい視点を学びます。

日程:9月9日、10月7日、11月4日、12月2日
・山下先生によるケース説明
・グループワーク(事例検討ワーク)
・先生からの振り返り、まとめ

会場

名古屋YWCA

受講料

理論&実践編(210分x4回):25,000円(税込)※セット割引価格
理論編のみ ( 90分x4回):12,000円(税込)
実践編のみ (120分x4回):16,000円(税込)
※実践編のみは本講座の過去受講者が対象

お申込み要項

申込み方法: 講座用googleフォームまたはled@nagoya-ywca.or.jpへお申込み下さい
お支払い方法:郵便振込(申込後メールにてお知らせ)・窓口支払
※「理論編」参加者が欠席の場合は録画フォローアップが可能です。(実践編は原則不可)
※開講決定日(開講日1週間前)以降のキャンセルについては返金できません。
※メールでのお申込みはお名前・住所・受講希望コースを記載下さい。

講座・講演会 講師紹介

山下 直樹

1971年、名古屋生まれ。
東京学芸大学障害児教育学科卒業後、渡欧。スイスにあるシュタイナー治療教育施設ゾンネンホーフ附属治療教育者養成ゼミナールにて学び、1998年修了。名古屋短期大学保育科教授、名古屋YWCA個別発達相談室「パティオ」担当。著書に『もし、あなたが、その子だったら』(ほんの木刊)『「気になる子」のためのわらべうた』(クレヨンハウス)『「気になる子」のとらえ方と対応がわかる本~保育に活かす シュタイナー治療教育』(秀和システム)がある。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加