
名古屋短期大学教授の山下直樹先生をお迎えし「発達障がいの子どものための支援者養成講座」を開催しました。今回は1日集中講座ということもあり、東海地方以外からもご参加いただきました。
山下先生の講座では、毎回わらべうたを実践します。受講生全員でわらべうたを歌いながら手あそびをし、触れ合いが子どもに安心感を与えることを改めて実感するとともに、受講生の皆さんが打ち解けるきっかけにもなり、会場が和やかな雰囲気になります。
今回の講座でもわらべうたやワークを取り入れながら、講座前半は、支援者としての心構えや子どもの行動の捉え方、寄り添い方、周囲との関係の築き方について、理論を交えてわかりやすくお話しいただきました。
講座後半では、グループに分かれて支援方法について議論を深め、山下先生からアセスメントの視点に基づいた具体的なアドバイスもいただきました。
今回の講座は、参加者の皆さんにとって、日々の子どもとの関わり方を客観的に見つめ直す機会にもなったのではないでしょうか。
支援の方法に「これが正解」といえる模範解答はありませんが、「あの時の対応はあれでよかったのだろうか、もっと良い方法があったかもしれない」と振り返ることが大切です。山下先生のお話を通じて、日々の支援を労われ、勇気づけられるような瞬間もあったのではないかと思います。
理論を学び、受講生同士で支援方法について語り合う中で、「自分の支援方法はそのままでいいんだ」「次はこんなアプローチを試してみよう」といった気づきや安心感を得ていただけたなら、主催者としてとてもうれしく思います。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

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なお、今後も名古屋YWCAでは子ども支援活動を行なってまいります。講座や講演会等の今後の予定は公式ホームページやSNSでお知らせいたします。
