受講者の声

【受講生の声】YWCAとの出会い

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名古屋YWCAの機関紙に掲載された受講生の声を転載いたします。
長い年月の間にあったYWCAとの出会いを語っていただきました。

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「それぞれのかたち、私の中のYWCA」

『なんで英語やるの?』の中津遼子さんの発音塾か、それとも「平和を考える広島の旅」か、いや「東チモールの人権問題の集会」だったのだろうか…… 私が初めてYWCAという場に足を踏み入れたきっかけを思い起こしている。とにかくそれは、毎日体がよじれそうなくらい痛くて研がれた感受性に苦しんでいた頃、大学時代のことだった思う。当時私は大学の女問研(=女性問題研究会)のサークルに所属し、自分の「おんな性」と幼稚ながらも向き合い始めていた頃だ。そんな私にとって、YWCAは「何かおかしい、知りたい、変えたい」という問題意識を偽らないで出しても大丈夫な、そして既に行動している「大人」がいる世間ではまれな場所だった。

数十年の時をサバイバルして、私は少し強い「大人」になることができた。今はイギリス出身のクリス先生から英語の個人授業を受けている。ポストイットのメッセージでいじめと闘ったカナダの女子高生の記事、エマ・ワトソンのスピーチ、チェーホフの戯曲、好きな映画の紹介など、教材は自由自在。クリス先生もまた、日本という異文化社会をサバイバルしてきた人生の先輩だ。

YWCAは現在もそれぞれが学び・気づき・エンパワメントできる稀有で楽しい場所だ。

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