
梅雨明け前にも関わらず夏日のような暑さが厳しい日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
名古屋YWCAでは、長年にわたり「発達障がいのある子どもへの支援者の養成」をテーマに講座を開催してきました。今年度も名古屋短期大学教授で臨床心理士・公認心理師の山下直樹先生を講師にお迎えし、8月9日(土)に開催します。これまでは複数回に分けて開催していましたが、今年度は1日集中講座での開催です。
子どもの「困った」や「大変だ」にどのように寄り添い、支援すればよいのでしょうか。講座前半では、気になる子どもの気持ちに寄り添うために必要な知識や理論について、講義とワークを通して学びます。後半では、グループで事例を検討しながら、自分で子どもをアセスメントする力や、実践的な支援力を養成します。先生からのフィードバックも受けられます。子どもの行動の背景や意味、寄り添い方や伝え方、そして周囲との連携の仕方を学ぶことで、よりよい支援のヒントが得られる内容です。
【講座内容】
前半~理論を学ぶ講義とワーク~
支援の土台となる理論や考え方を講義とワークを通して学びます。行動の背景にある「感覚」や「心の動き」に目を向けることで、見え方や関わり方も変わります。
「気になる行動」「困った行動」には意味がある~子どもの「感覚」を理解する~
・支援者の心構えと視点
・子どもの行動の背景を理解する
「発達障がいの子どもの心のケア」
・子どもの心のメカニズム
・寄り添い方と心のメンテナンス
「アセスメントと支援を考える」
・ほめ上手、伝え上手になるヒント
後半~事例検討とスーパーバイズ~
実際の支援現場で求められる視点や考え方を、事例検討を通して学びます。講師が用意した事例について、グループに分かれて支援の在り方などを話し合い、その後、全体で意見を共有します。グループワークと講師からの専門的なスーパーバイズから、多様なアプローチや新たな視点を得られ、現場での支援力を高めたい方にお勧めな実践的な内容です。
「事例検討の仕方について」
「グループに分かれて事例検討(2つのケースについて取り組みます)」
「講師からのスーパーバイズと振り返り」
過去受講者の声
🔹「ワークショップを通して自分の認知の傾向を知ることができました。子どもにむかうときの姿勢として応用していきたいと思います。
🔹山下先生の豊富なご経験から語られる講義に感動しました。”発達障がいの子どもも「心も精神も健全」という言葉を心に刻みました。
🔹事例検討では、参加されてる方々の園での子ども達の関わり等を聞く事が出来て皆さん悩みながらも日々頑張ってるのが聞けて励みになり良かったです。
2025年度発達障がいの子どものための支援者養成講座
会場
名古屋YWCA
日程
2025年8月9日(土)10:30~17:30(1時間の休憩含む)
定員
24名
受講料(税込)
13,200円
講師紹介

山下 直樹
名古屋短期大学保育科教授、臨床心理士、公認心理師
1971年、名古屋生まれ。
東京学芸大学障害児教育学科卒業後、渡欧。スイスにあるシュタイナー治療教育施設ゾンネンホーフ附属治療教育者養成ゼミナールにて学び、1998年修了。名古屋短期大学保育科教授、名古屋YWCA個別発達相談室「パティオ」担当。著書に『「気になる子」のわらべうた』(クレヨンハウス)、『子どもの自信が育つほめ方・しかり方』(日本能率協会マネジメントセンター )、『発達が気になる子の感覚を育てるあそびの処方箋』(株式会社翔泳社)等がある。
お申込み要項
締切: 8月6日(水)(定員に達し次第終了)
申込み方法: googleフォームまたはled@nagoya-ywca.or.jpへお申込み下さい。
お支払い方法:銀行または郵便振込(申込後メールにてお知らせ)・窓口支払
※開講決定日(開講日1週間前)以降のキャンセルについては返金できません。
※5名以上の団体でお申し込みの場合はご相談下さい。
【主催・申込み】
公益財団法人 名古屋YWCA
〒460-0004
名古屋市中区新栄町2-3
TEL : 052-961-7707
E-mail : led@nagoya-ywca.or.jp
受付 : 火曜~土曜日10時~18時