お知らせ

発達障がいの子ども支援勉強会報告 & 次回勉強会のお知らせ

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7月に開催された「発達障がいの子どもを支援するための勉強会~小学校入学準備編」の報告です。
10月からは「子どもの発達障がいを学ぶ」講演会が3回にわたって開催されます。
ご参加お待ちしております。

発達障がいの子ども支援勉強会報告

7月14日に「発達障がいの子どもを支援するための勉強会~小学校入学準備編」を開催しました。

講師は名古屋YWCAの学習支援の担当講師でもある大川司先生です。幼稚園や保育園と小学校との違い、予想される困難さと対応について学びました。

特に印象的だったのは、小学校はワーキングメモリーの世界だということです。作業記憶ともよばれ、心の中で情報を保持して、同時に処理する能力です。学校では、先生の話を聞きながら作業をしたり、黒板の文字を記憶して書き写したりといくつも情報を聞いて、覚えて実行することがたくさんあります。障害の特性から聞き取りが弱かったり、先生の指示通りにするのが難しかったり、すぐ忘れてしまい不注意にみえたり、忘れ物が多い等困難なことが予想されます。

後半には、保護者からの入学前後の体験談を伺い、学校との話し合いや、担任との連携など具体的にイメージすることができました。また、質疑応答では、通常学級と支援学級のどちらを選択すればよいのか、クラスで気になる子がいるが親にどう伝えたらいいのか等の質問がありました。終了後も講師への質問の長い列ができ、保護者や支援者が深刻な悩みを抱えていることを感じました。

 

山下直樹先生の「子どもの発達障がいを学ぶ」シリーズ

毎年好評の山下直樹先生の講演会を実施します。ぜひご参加お待ちしております。
山下直樹先生の「子どもの発達障がいを学ぶ」シリーズ
~育てにくさのある子どもに寄り添う~

パート① 10月23日(火)「子どもの困難を『感覚』から理解する」

乱暴してしまう、落ち着きのない、不安が強い、動きがぎこちない等々、
発達障がいの子ども達の抱える困難について、「感覚」の視点から体験を
通して理解し、その意味を考えます。

パート② 11月20日(火)「発達障がいの子どもとのコミュニケーションのヒント」

どのように子どもの話を聞き、質問をしたらよいのでしょうか。
また、効果的な伝え方、ほめ方とは?子どもの発達や特性を理解し、
コミュニケーションのヒントを学びます。

パート③ 12月18日(火)「家族にとっての子どもの発達障がい」

発達障がいを持つ子どもを育てる時、保護者やきょうだい、祖父母などの家族は
どんな悩みを抱えたり、困難を感じたりするのでしょうか。
家族にとっての子どもの発達障がいを理解し、考えます。

〇講 師 山下直樹(名古屋短期大学保育科)
〇時 間 10:30~12:30
〇参加費 3500円(1回1300円、学生1回600円)
〇場 所 名古屋YWCA ホール
〇お申込み 電話(052-961-7707)またはメール led@nagoya-ywca.or.jp

詳しくはチラシをご覧ください

【過去の参加者からの声】

*子どもへの伝え方、向き合い方が参考になりました。
*お話が大変分かりやすく、日常生活ですぐに実践できると思いました。
*体験を通して楽しく、具体的に学べました。
*どの子どもの行動にも理由があることがわかり、支援のヒントを得ることができました。

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